不動産の任意売却。そのメリットとデメリットを解説いたします。
●不動産の任意売却ってなに?それは、住宅ローンが支払えなくなった場合の売却方法です!
マイホームを購入する際、しっかりと資金計画を立てて住宅ローンを組んだつもりでも、人生いろんなことがあります。予期せぬことで返済できなくなったとき、そのような場合に「任意売却」という売却方法があることをご存じでしょうか。そこで今回は、不動産の売却を検討している方に向けて、任意売却のメリット・デメリットや手続きの流れをご説明します。住宅ローンを利用する際、金融機関は不動産に抵当権を設定しており、住宅ローンを滞納し続けると、強制的に競売にかけられてしまいます。そうなる前の対処法として、「任意売却」という方法があります。任意売却とは、住宅ローンの返済が数カ月以上滞り、売却金でも一括返済できない可能性がある不動産を、金融機関の合意を得て売却する方法です。金融機関側としては、自己破産されるよりも、売却して返済してほしいという意図があるわけですね。
【メリット】
・市場相場に近い価格で売却できる
・周囲に知られない
・手数料などは売却金から支払える(現金で準備しなくても良い)
・ローンが残っても分割できる
【デメリット】
・個人信用情報に傷がつく
・金融機関の合意が必要
・価格を自分で決められない
・売却までの期限が決められている
●実際に任意売却をする時の流れは?
まず不動産の任意売却を検討するにあたって、売却金額で完済できる「アンダーローン」の状態か、ローンが残る「オーバーローン」の状態かを見極めなければなりません。任意売却できるのは、オーバーローンの場合です。実際の売却金額はこの時点ではわかりませんから、売れそうな価格を想定するために、我々が査定をさせて頂きます。次に、ローンの契約をしている金融機関に相談し、任意売却の合意を得ます。実際の売却活動は、一般的な仲介による売却活動と、さほど変わりませんので内覧希望者がいらっしゃれば、対応するこになります。買主が決まったら、売買契約を結び、引き渡しまでに引っ越しを済ませます。任意売却の場合、引っ越し代を売却金から融通してもらえる可能性があるので、金融機関に交渉してみましょう。任意売却は、オーバーローンの状態でおこないますから、売却後もローンが残ります。残ったローンの返済について金融機関と相談し決定してください。
●まとめ
今回は、不動産の任意売却とはどのようなものなのか、またメリット・デメリットや手続きの流れについて解説しました。任意売却は、住宅ローンの返済が難しくなった場合の、いわば救済措置です。
返済が滞って困った場合は、競売にかけられる前に、検討してみると良いですよ。弊社は不動産に関するお悩みやご質問に、真摯に対応いたしますので、不動産査定や売却など、お困りのことがあればお気軽にご相談ください。